First Sign:blog

2017-07

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

涸沢へ行って来ました(その2)

さて、20時に床に就いたとはいえさすがに初めての山で興奮していることもあり、結局何度か起き上がって読書室に置いてあったマンガ(「岳」)を読んだり星空を眺めに外に出たりと0時過ぎ辺りまでブラブラして、結局寝付けたのは1時くらい?
人口の灯りの無くなった星空すげー。

小屋の朝食は5時半からなんですが、自分としてはもうちょっと早く出たかったこともあり、朝食の代わりに弁当を頼んで夕食後に受け取って、その弁当は昼食代わりにするつもりでザックに残し、携行食をウェストポーチに詰め、ザックは前日のうちにOK貰っておいた談話室の棚にデポして出立。
前日にかかった雲が更に濃くなって山頂は全く見えず、少々不安になりながらも晴れることを祈って登山の続きを開始。

100907a.jpg

100907b.jpg

100907c.jpg

100907d.jpg
山道を歩き続けていくうちに、東面の屏風岩越しに朝日が差して山肌に陽が当たり、見事なモルゲンロート(朝焼け)が見れました。
この数分間の眺望の移り変わりはまったくもって素晴らしかったです、これ見たさに朝食諦めた甲斐があったというものですわー。

100907r.jpg 100907s.jpg
涸沢ヒュッテから奥穂高岳山頂を目指す場合、涸沢小屋を経由するルートとお花畑を通るパノラマルートの2つがあるのですが、せっかくだから涸沢小屋は帰りに覗くことにしてパノラマコースを選択。
満開の季節からは外れていたものの、それでもヤマホタルブクロやトモエソウが綺麗に咲いていました。

100907t.jpg
前後に人影の全く無いままパノラマルートを登っていると、雪渓の前に。
後から調べたら、ほんとはこの上を横断するのが正しいコースだったんですが、踏み跡が全く無いのと、朝早くでガチガチに固まっていてとてもじゃないけど歩けそうに見えなかったこともあり、てっきり迂回するのが正しいコースと思い、脇を登り始めたのですが…正規でないルートは歩くもんじゃないですね、傾斜のきつい坂に大小の岩がゴロゴロして歩き辛いことこの上なく、「辛い」と言うより「怖い」が先に立って足を竦ませながら怖々と元の山道に合流するまで慎重に歩き続ける羽目にorz
雪渓を迂回し終わってコースを振り返ってみると、後から来た人たちも同じように迂回してくるのが見えました。
自分が進んでるのを見て間違えちゃったんだとしたら申し訳ないことしたなぁ。

100907e.jpg
山荘を出発して1時間半、奥穂高岳登頂の最初の難関、ザイテングラート取付きに到着。
これまではひたすら山道やガレ場を歩くだけだったのですが、ここから約2時間の岩登り(鎖場や梯子もあり)が開始、この辺りからパラパラと雨や風が出てきてかなり不安が。

それなりに高度感を味わいつつ、岩にしがみついてヒーコラ言いながら登り続けて約1時間、この頃になると更に雨や風が強くなり始め、雨で岩が濡れて滑り、雲で視界が遮られ、更に風まで吹いてきて、どうにもこうにも素直に登るにはかなり状況が悪化。
風も遠くから吹きすさぶ音が近づいてくると、周りにいる人も揃って岩にしがみついて頭を低くして風が通り過ぎるのを待つ、といった感じに。
上からは山頂を諦めた人が続々と下り始めてきて、話を聞くと穂高岳山荘まではまだしも、その先の梯子で吹き飛ばされそうになったとか、とにかく山頂は諦めた方が言いと通る人達に口を揃えて言われて、それでも山荘まで後200mくらいのところまでは来たのですが、どうにも視界が数m先までしか確保できない状況では登っても仕方ないと言うことで、残念ながら登頂を断念。

100907o.jpg 100907f.jpg
んで、これ(左)が登頂を諦める直前、山頂方面に向かって。右はザイテングラートの直下から
ほぼ数m先までしか視界が無く、その先は全く見えていませんでした。
ここから下り始めている最中にも下から登ってくる人と続々とすれ違いましたが、穂高岳山荘まで目指す人が多く、日程に余裕があれば自分もなぁとちと悔しく感じながらも下り続けました。
ちなみに、この右の写真を取った直後、ザイテングラートの上の方でかなり大きな崩落の音が聞こえました。
岩同士がぶつかり合いながら崩れていく鈍く低い音は、流石に洒落にならないゾっとする様な迫力がありました。

100907g.jpg
下を見ると皮肉なことに綺麗に晴れ渡り、涸沢ヒュッテには陽が当たっているという。

100907i.jpg 100907h.jpg
左:8時過ぎに涸沢小屋に無事到着、名物のソフトクリームを食べながら。
右:涸沢小屋を過ぎて、北穂高岳の登頂ルート下から。
北穂は自分にゃ無理だな、とか冷めた思いで見てました(笑) すげー勾配(^^;

100907j.jpg
涸沢ヒュッテに戻って山頂方面を振り返ると、更に雲が厚くかかって上の方の視界が完全に塞がれてました。


さて、登頂を諦めて小屋に戻ってきたものの、翌日には台風が近づいているという情報もあるし、ここで更に一泊しても天候が回復する見込みは薄そうだと判断して、2泊の予定を切り上げて下山することに。
幸い引き返す判断が早かったお陰で今から下山しても何とか昼ごろには上高地に戻れるだろうということで、デポしておいた荷物を引き上げ、残しておいた弁当を食べて一息入れてから下山を開始。
下山についても本当は屏風岩の上を通るパノラマコースを通りたかったんですが、屏風岩の上にも雲がかかっていた上に、こちらも急峻な崖やガレ場を過ぎる箇所もあるということなので、素直に登りに使った横尾に下りるコースへ。

とはいうものの、そもそも帰りの電車やバスの予約は翌日分しか取っていないため、上高地に着いてもその後の電車&バスの便が取れるかどうかは運任せ、少しでも早く行けた方が良かろうとかなりの急ぎ足で帰ることに。
平日の更に朝方の時間帯だったことが幸いしてか人も少なく、殆ど走るように駆け下りてきてしまいましたが(通常5時間ほどのところを3時間半ほどで到着)、その代わりに無事だった右足の裏にもマメが出来て潰れてしまいましたorz
上高地に下りるくらいまでは「痛いけど、まぁ仕方ない」程度だったんですが、帰りのバスで新宿に着いたくらいから、ふくらはぎの筋肉痛と合わせて痛み始め両足を引きずるように歩く羽目に(^^;

100907k.jpg 100907l.jpg
徳沢を過ぎた辺りにいた4~5匹ほどの猿の群れ。
こっちを警戒するように見ていましたが、特に近づいたり襲われるようなことも無く道の向こうに消えていきました。
1日目は全然見かけなかったのに、この後もあちこちでうろついてるのを見ましたよ。

100907m.jpg 100907n.jpg
12時過ぎに河童橋に到着。
さすがにすごい人出で河童橋の上は立ち止まることも出来ないような状態でした。
目の前の店で土産を買い、バスターミナルに戻ってバスの予約を済ませ、13時過ぎのバスで新島々、17時過ぎのバスで無事新宿まで戻ってこれました。


結果からいうと山頂を踏めなかったので失敗と言うことになるんですが、色々貴重な経験が出来た良い山行でした。
次に行くのがいつになるかは分かりませんが、次こそはちゃんと頂上まで登りたいなぁ。
その前にもうちょっと体力作りと岩稜などの経験値を積んでおきたいですねぇ、正直言ってザイテングラートは途中で諦めて少なからずホッとした自分がいたし(^^;


今回結構色々とフリーズドライ食品やカップ麺など、食料を準備してかついで行ったんですが、日程が1日短くなったのと山荘での食事が想像以上に豪勢だったのとで殆どそのまま担いで帰ってきてしまいました。
それほど重くは無いからいいとしても、無駄な荷物担いでったのは反省点。
あとパッキングがまだまだ下手だなぁと、今使ってるザックがテント泊でも使える(=テントやシュラフも収納できる)だけのサイズのはずなんですが、今回の荷物にテント泊用の装備を足したらとても入らないような気が。


起床(04:20)→小屋発(05:00)→ザイテングラート取付(06:24)→登頂断念(07:09)→涸沢小屋(08:19)→涸沢ヒュッテ(08:26)→本谷橋(09:51)→横尾(10:33)→徳沢(11:12)→明神(11:54)→河童橋(12:12)→上高地バスターミナル(13:20)→新島々駅(14:45)→松本駅(15:15~17:20)→新宿(20:32)

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://firstsign.blog6.fc2.com/tb.php/37-1e80d9cf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | ホーム | 

FC2Ad

 

プロフィール

雲猫

Author:雲猫
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (43)
落描き (7)
登山 (17)
武装神姫 (7)
アメコミ (28)
漫画/アニメ (22)
ゲーム (19)
模型/玩具 (13)
日記 (1)

RSSリンクの表示

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。